(滅菌技術は宇宙へ) JAXA 宇宙探査イノベーションハブ第6回研究提案募集(RFP6)に採択されました (2021年4月15日記載)

1924年8月の創業以来、96年の長きにわたり弊社製品をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

 

宇宙服を着た宇宙飛行士のイラスト(男性)

  はやぶさ2が採取した小惑星リュウグウのサンプルの帰還でも取り上げられるように近年では宇宙に関する研究が盛んに行われています。

 

  宇宙に関する研究内容は宇宙の起源解明を目指すもの、無重力下で実験を行うことで重力下では解析が難しかったタンパク質の結晶化、地球より200万kmより離れている深宇宙の探査など多岐にわたり各国が競って研究活動に勤しんでいます。

  我が国においては宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration Agency:以下、JAXA)が先導しリーダーシップを発揮しています。そのJAXAは平成27年4月1日に前年の「科学技術イノベーション総合戦略2014」の閣議決定を受け宇宙探査イノベーションハブを設立しました。この宇宙探査イノベーションハブは「 様々な異分野の人材・知識を集めた組織を構築し、これまでにない新しい体制や取組でJAXA全体に宇宙探査に係る研究の展開や定着」

(https://www.ihub-tansa.jaxa.jp/)を目指しています。

 

  その中の取組として日本の産業界や大学と連携をはかり研究を推進し将来的に宇宙探査に応用することを目的としつつ地上での事業化も狙う「デュアルユーティライゼーション」念頭とした研究提案募集があります。

 

  弊社ウドノ医機は国立大学法人九州大学及び佐賀大学と共に昨年2020年の7月に公募された第6回研究提案募集(RFP6)をJAXAに提案したところ採択されましたのでご報告差し上げます。

 

 

弊社は研究課題(29)「効率的な滅菌,除染のための基盤技術の確立」※に「人と環境とに完全に安全無害な高速低温酸素プラズマ滅菌」というテーマで申し込みました。大変名誉なことに採択していただく運びなりました。内容や進捗は随時、HP上でご報告差し上げます。

 

※「効率的な滅菌、除染のための基盤技術の確立」とは

 

 

   この研究課題は

 

  •   未開の地域を探査する際に、現地の生態系を微生物のレベルで汚染せぬよう、またサンプリングした探査機が未知の微生物を持ち込まぬようクロスコンタミネーションを防ぐこと。

 

  •   探査ベースに置いて人類が健康的な生活が営めること。

 

 などの宇宙空間における滅菌・除染技術を確立することを目的として設定されました。

 

 

 

弊社は『滅菌技術で「感染症」を予防することにより、社会に貢献します』を企業理念に掲げております。弊社は2024年に創業100年を迎えます。掲げた理念は現在のみならず未来を含めた社会に貢献するために今後も尽力・邁進いたします。」

 


 

品質保証部 研究開発室