第47回 北海道中材業務研究会Q&Aの補足について。(2018年6月19日記載)

 2018年6月16日(土)共済ホール(北海道札幌市)にて開催されました第47回 北海道中材業務研究会Q&Aにて岡部先生から「滅菌バッグの積載」と「消化器内視鏡の専用のガイドライン」についてご回答があった内容について、下記に補足申し上げます。

 

 高圧蒸気滅菌にて滅菌バッグを処理する際は、どのような積載方法が正しい積載ですか?の質問に対して、岡部先生よりの回答の根拠になる記載が、NPO法人日本感染管理支援協会翻訳の「セントラルサービステクニシャンマニュアル(第7版)」に記載がございました。

 

この書籍の306ページ 右の段下から13行目「高圧蒸気滅菌の滅菌器への積載」の項目に

 

 

「紙/プラスチックのピールパウチは、バスケットやラックを使って立てて積載する。プラスチック側が下になるように置くと水分が中に残ってしまうし、プラスチック側が上になるように置くとプラスチックの外側面上に水分が溜まる可能性がある。空気と蒸気が循環できるよう、隣どおしのパウチは紙面とプラスチック面が合わさるように積載する。」

 

と記載されてございます。まさに岡部先生の明確な回答を裏付ける根拠と思われます。

本書は、書店での販売がないために、購入をご希望の方は、下記をご参照ください。

http://www.jicsa.net/hanbai/Central_Service_Technical_Manual.pdf

 

 

 

 

また、岡部先生が消化器内視鏡には「学会の独自のガイドラインが存在する」ので、そちらを参照すると良いでしょう、とご回答されておられたガイドラインは、下記と思われます。

 

日本環境感染学会,日本消化器内視鏡学会,日本消化器内視鏡技師会消化器内視鏡の感染制御に関するマルチソサエティ実践ガイド 改訂版. 2013.

 

 

このガイドラインの全文は、日本消化器内視鏡技師会のホームページからダウンロードが可能です

http://www.kankyokansen.org/other/syoukaki_guide.pdf

 

以上Q&Aの際の補足をさせていただきました。ご参照いただければ幸いです。

 

 

株式会社ウドノ医機 学術部 栗原靖弘